今回の記事は過去の記憶を、もとに作成しております。 詳細等は、コメント欄、DMでお待ちしております。

3年前に、新居に引っ越してきてから、すぐに、diyした小屋について紹介します。 家を建築中から何故か、小屋を建てたい欲求に駆り立てられていて、上棟の際は一日中張り付いて大工さんの技を盗もうとしておりました。笑 そして、新居に引っ越し後、福袋で買ったmakitaのインパクトドリルを手にした事で、謎の自信が湧いてきて、エイヤーで作りました! 残念ながら前のスマホには画像があるのですが、引き出せず、文章メインで書かせていただきます。
①構想 まずは、全体の小屋の大きさや用途を明確にしました。私の場合は、畑で使うスコップや、肥料などをおける小屋を目指しました。 これにより断熱材は不要と判断して、1人でも施工しやすく頑丈である、ツーバイフォー工法にしました。屋根の形状も、コストが掛からず雨漏れしづらい片流れにしました。
②設計 構想を元に、素人なりに図面を手書きで書きました。一応機械屋なんですが作図なんて下手くそなので、テキトーに頭の中で妄想しながら図面に、していきます。 ここでは、小屋の寸法を決めていき、何処にビスを打つかや、材料の選定などホームセンターに週一で通い、部材を写真で撮ったりしてイメージを膨らませました! 重要なのは、作業を頭の中でイメージする事です、そうすると、あれ??ココはビス打てるかな?とか、なんかグラグラしそうだなぁとか、の雰囲気が掴めてきます。 ざっとのイメージができたら、使用する木材の寸法と本数を洗い出していきます。素人レベルなので、足らなければ買いに行く精神全開で大雑把でOK‼︎ ここまで、やるとなんだか雰囲気大工に近づけた気がします!
③材料の買出し 私は、長尺物は車に積めないと判断していたのでホームセンターのレンタルトラックを使ってまとめ買いしました。 あと根太になる角材は寸法をあらかじめカットしてもらいました。 90×90の角材ですがカットするのは本当に大変です泣
④基礎づくり まずは、小屋設置部の地面に割り箸など刺して、基礎の大きさを把握します。 流れとしては束石を埋めて角材で根太を組み合わせてその上にOSB合板で床完成といった流れです。 正直この基礎が『本当に大事』と色々なYouTuberや、ブロガーが伝えていますが、『事実』です。 一見簡単そうに見えますがなかなか水平が出ないし、寸法に誤差が出たりして、思うようにいきません!泣
⑤パネル作成 今回の工法はツーバイフォー工法ですので、基本的には、1828×910mmの規格で枠を作っていき、それを床に固定して壁にしていく流れです。 当時の私は、ホームセンターの木材が反っている事など気にせず買っていて、使用できないほど反っていたり節があるものもありました。 枠を作成するとだいぶ歪みが見えますが、インパクトドライバーの力技で無理やり留めていきました!若気の至りですね!笑 ちなみにこのパネルひとつでもかなりの重量になりますので、私のように家族から見放されたdiyerは小屋の近くで作成する事をおススメします。
⑥上棟 勝手に大工さんっぽい言葉を使ってますがなんちゃってです。苦笑 組み上げた枠を基礎のOSB板に固定していきます。4方向を一気に組み上げないと、なかなか不安定なので効率良く脳内で施工手順を繰り返します。 重いので倒壊には注意して下さいね! 4方向全ての枠を取り付けると一気に小屋感が出てきますので勢いで内壁のOSBを貼っていきます。耐力壁?でしたか何とかで、ボードを貼るだけで一気に頑丈になります。
⑦屋根づくり 脚立に乗って屋根を作っていきますがまだ、この時点では屋根の傾斜が有りませんので、傾斜角度を適当に決めて笑 組み上げます。私は入り口から奥に向けて傾斜をつけたかったので、入口側の壁枠上にかさ上げをして傾斜を、作りました。 後はその上から無理矢理、垂木を固定して、OSBボードを張って、防水シートを貼って、アスファルトシングルを貼ればあっという間に、屋根の完成です!
⑧野地板の鎧張り
次に外壁の作成をしていきます。外壁は最後まで材料に悩みました。倉庫感を出す為にガルバ鋼板で作るか波板で作るか検討しましたが、杉の野地板で鎧張りするのがコストと施工面で良さそうだったので、採用しました。
ただ、これだけのサイズでもかなりの量の野地板が必要となるので覚悟が必要です。
鎧張りとは、下から上に重ねて貼るというシンプルな方法ですが、自作治具を作らないと1人で固定していくのは辛いです。自分では平行に見えていても、遠くからみると斜めになっていたりするので固定治具作成はおススメです。
ここで後になって気付いたのですが、木材は裏表があって、後々の反りかたが変わってきてしまいます。特に野地板のような薄く長い板材は反りが大きいので、少し気にする事で見た目が変わってきます。野地板を貼る前には防水シートを貼るのも忘れないでくだいね!

⑨塗装
外壁の塗装をしていきます。この当時は油性や水性などは考えなく、安さで塗料を選んでいました。今思えば、DIYで大事なことは、お金をかける場所と手抜きしても良い場所だと思います。
塗装は特に外壁の劣化に直結しますし、躯体の腐食にも繋がるので注意が必要ですね!
⑩扉の作成 こだわりの1つでもあった扉ですが、まず取手に関しては近くの公園で拾った木をさりげなく取り付けました。個人的にはかなり気に入っていて、この辺りから、落ちている木の可能性に惹かれて、流木を拾いに行くなどの奇行が目立ち始めました。笑 扉自体は、余っていた垂木で枠を作ってワンバイ材を貼ったものになりますが、思ったよりも、ワンバイざいが重く、枠の強度が足りず徐々に傾いていました泣 かなり重い扉を一人で持ち上げ、蝶番を取付けるのはかなり苦労しました、、、是非とも2人でやることをおススメします。
大まかに書きましたがざっとこんなものです。 何よりも知っていただきたいのは、既製品の物置きを、買った方が安いかも知れませんし丈夫です。
だけど、分かっていても作ってみたい衝動に駆られてしまうのが、DIYerなんですよね! 別に誰かに自慢する訳でもないですし、作った事で誰かが喜んでくれる訳ではありません。
ただ作ってみたくなっちゃうんですよね!!! 子供の頃に作った『秘密基地』の大人バージョンなんですよね、、一人で考えて、組み上げて、本当に楽しかったです。
恐らく、今もう一度小屋を、作ると半分の時間で作れると思うし、もっと精度の高い小屋を作れる自信があります。それはやっぱり『経験』なんですよね!!
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